産経ニュース

「もんぺをオシャレに」 SNSで発信の北広島「もんぺる」、若者に好評

地方 地方

記事詳細

更新


「もんぺをオシャレに」 SNSで発信の北広島「もんぺる」、若者に好評

 もんぺの良さを広め、普段着とのコーディネートを楽しんでもらおうと、北広島町の住民グループ「もんぺる」が活動を続けている。古い着物から仕立てて、会員制交流サイト(SNS)で着こなしを発信。裾が絞られた動きやすいデザインや独特の色合いが若者に好評だ。

 「着ていて楽だし、柄も華やか。今ではすっかりユニホーム代わり」。北広島町でカフェを営み、もんぺるに参加する白砂江里子さん(30)が話す。

 代表の河野弥生さん(41)は結婚を機に平成13年、町に移住し、NPO法人で働いている。21年にイベントで香川県まんのう町に住む母の兼重雅子さん(71)が作ったもんぺを出品すると、「田舎っぽさが新鮮」と思わぬ反響があった。

 「手作りだから、柄や雰囲気も世界に一つ。その美しさにときめいた」

 もんぺを普段からはき始めると、口コミで周囲に評判が広がった。イベントでもんぺの販売を手掛け、28年にアウトドアブランド「モンベル」をもじり、グループを結成。昨年には地元の女性たちが中心となり、ファッションショーも企画した。

 河野さんは「活動を知って、もんぺをはいて旅行や出張に行ったとSNSなどに投稿する人も増えてきた」と手応えを感じている。

 最近、家族の思い出の着物をリメークしたいという依頼もあった。「誰かの人生を彩った品を、形を変えて着続けられるのも大きな長所」。手作りキットの販売を計画しており、「もっと多くの人にときめきを感じてほしい」と話す。