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ワインビネガーで生活習慣病予防 山梨の専業メーカー「無料健康ツアー」、市も協力

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ワインビネガーで生活習慣病予防 山梨の専業メーカー「無料健康ツアー」、市も協力

 ワインが原料の酢「ワインビネガー」の専業メーカー、アサヤ食品(山梨市万力)が、醸造所見学や料理での使い方、病気の予防効果を学ぶ無料の「健康ツアー」を始めた。薬剤師経験は通算20年という杉山弘子社長(56)が、「ワインビネガーをもっと知ってほしい」との思いで取り組んでいる。ツアーは昨年12月、山梨市と共同で市の食生活改善推進員30人を対象に初めて実施。「今後も継続し、隣接する甲州、笛吹市にも活動の場を広げたい」という。

 料理の味付けに加えるワインビネガーは、希釈すれば健康飲料になる。有名な「バルサミコ酢」は、ワインに酢酸菌を加えてつくるワインビネガーと、煮詰めたブドウ果汁のブレンドを、木樽で数年間熟成して完成させる。

 健康ツアーでは、バルサミコ酢を含めたワインビネガーのつくり方を本社醸造所で見学して試飲する。料理研究家から約2時間、製品を使ったピクルス、ちらしずし作りや、健康増進効果を学ぶ。

 また、薬剤師でもある杉山社長がワインビネガーによる肥満予防や疲労回復のほか、糖尿病、動脈硬化、高血圧の予防や、骨を丈夫にしたり、細胞を若く保ったりする抗酸化作用などについて説明する。

 山梨市の食生活改善推進員は215人。随時開催する料理教室などを通じ、減塩や親子の食育などを訴えている。ツアーに参加した推進員会の津島理加会長(57)は「非常にマイルドで飲みやすい。生活習慣病にもいいというので広めていきたい」と話した。

 津島さんは甲州、笛吹両市の推進員に紹介。「見学してみたい」と反響は上々だ。杉山社長は「薬剤師の経験を生かし、ワインビネガーによる健康増進を広く伝えたい」と語る。

 山梨市健康増進課の小田切聡課長は「地元産のブドウからできるワインビネガーが、生活習慣病の予防に役立つ。来年度も食生活改善推進員へ周知したい。ワインと同じ発酵食品を峡東3市から県内外に発信したい」と期待を込めた。