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川崎転落死公判で被告人質問 殺害への関与言及せず

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川崎転落死公判で被告人質問 殺害への関与言及せず

 川崎市の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で平成26年11~12月、入所者3人が相次いで転落死した事件で、殺人罪に問われた元施設職員、今井隼人被告(25)の裁判員裁判の公判が13日、横浜地裁(渡辺英敬裁判長)であった。同日から被告人質問が始まり、今井被告は一連の転落死について「あいまいだが、記憶している」と事件に関する記憶があることは認めたものの、殺害への関与については言及しなかった。

 弁護側の質問に応じる形で被告人質問に臨んだ今井被告。一連の転落死について「入所者が部屋におらず、同僚と捜したら裏庭に倒れていた。脈がなかったので心肺蘇生(そせい)を行った」などと当時の状況を説明した一方、殺害への関与についての言及はなかった。

 また、最初に転落死した男性=当時(87)=から「暴言を受けていた」とした上で、「日常的な行動の一つなので特別な感情はなかった」と話した。2番目に死亡した女性=同(86)=と3番目の女性=同(96)=に対しても、「怒りや憎しみはなかった」と終始淡々とした様子で話した。