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獲物求めイタチヒョッコリ 米子の雪原

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獲物求めイタチヒョッコリ 米子の雪原

 立春を過ぎても山陰地方は厳冬期の真っただ中で、白銀の世界が広がっている。鳥取県米子市の雪原で、獲物を求めて活動するイタチを紹介する。

 深い雪に埋もれた日野川河川敷でイタチを発見した。雪面に点々と刻まれた足跡をたどると、山吹色の姿があった。枯れた植物が折り重なり、雪上に“島”のようになった場所をのぞき込み、素早く侵入して獲物を追い求めている。狙いはネズミだろうか。

 イタチは本来、水辺に生息するハンターだ。ザリガニやカエル、ネズミなどを捕らえる。夜行性だが、日中でも姿を現す。

 時折、雪の中から顔をのぞかせ、こちらの様子をうかがう表情が愛らしい。雪に足を取られながら「ピョン、ピョン」と跳ねるように移動するが、雪中を潜って、思わぬ場所から姿を見せることも。西日本では近年、固有種のニホンイタチは、外来種のチョウセンイタチに追われ、生息域が主に山間地とされる。この個体は、チョウセンイタチの雄らしい。

 ニホンイタチは目の周りから下は黒褐色、鼻の両側などは白い。雄の体長27~37センチ、尾長12~16センチ。雌は小型。チョウセンイタチは特に雄は大型とされる。