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NHK仙台新放送会館、震災前の風景画など展示

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NHK仙台新放送会館、震災前の風景画など展示

 NHK仙台放送局の新放送会館(仙台市青葉区)で、震災前の風景を描いた絵画などの特別展示「ふるさと 未来への記憶~震災伝承プロジェクト~」が開かれている。時間の経過とともに震災の風化が懸念される中、かつての記憶を取り戻すことで、故郷の大切さなどを感じてもらうことが狙い。

 特別展示では震災を特集した同局の番組も放映。常設展として、防災をテーマにしたVRを体験できたり、発災後72時間の放送記録を見られたりするコーナーもある。泉区の70代の元会社員の男性は「あの時は停電でテレビが見られなかった。初めて見る映像」と食い入るように画面を眺めていた。

 特別展示を見学した青葉区の元公務員、鎌田浩さん(75)は「震災で大学時代の同級生が亡くなった。(若林区の)荒浜などは震災前の面影が残っていない。震災の風化は進んでいる。心に留めておく必要がある」と語った。

 特別展示は入場無料。来月21日まで。