産経ニュース

長崎県が「潜伏キリシタン」世界遺産登録へ力 大浦天主堂に「博物館」

地方 地方

記事詳細

更新


長崎県が「潜伏キリシタン」世界遺産登録へ力 大浦天主堂に「博物館」

長崎市の大浦天主堂 長崎市の大浦天主堂

 ■日本独特の宗教史を発信 4月1日オープン

 今年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)を構成する12資産の1つ、長崎市の大浦天主堂で、信仰にまつわる品々を集めた「キリシタン博物館」が4月1日からオープンする。

 封建体制への影響を恐れた江戸幕府は、17世紀初期からキリスト教の禁教令を全国的に発布した。

 博物館では、約250年にわたる弾圧下でも信仰が守られた日本独特の宗教史を、観光客らへ発信する。

 国宝の大浦天主堂は幕末の1864年に完成した。

 翌年には、長崎の潜伏キリシタンがフランス人神父に信仰を告白した「信徒発見」の舞台となる。

 カトリック長崎大司教区が、天主堂の敷地内にある国の重要文化財「旧羅典神学校」を改修した。弾圧期に信仰対象となった「マリア観音像」や天主堂の模型などを、信者らの協力も得て展示する。

 開館は午前8時から午後6時まで。見学者は天主堂への入館料が必要となる。問い合わせは、運営主体のNPO法人・世界遺産長崎チャーチトラスト(電)050・3444・1922。