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宇都宮市当初予算案 一般会計10.1%増2218億円 過去最大、LRT整備本格化

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宇都宮市当初予算案 一般会計10.1%増2218億円 過去最大、LRT整備本格化

 宇都宮市は13日、平成30年度当初予算案を発表した。一般会計は、次世代型路面電車(LRT)整備などにより前年度当初比203億円(10・1%)増の2218億円で、過去最大となった。LRT整備が本格化することで投資的経費は同48・8%増の410億8113万6千円となる。(松沢真美)

 歳入面では、市税が8億円程度の減収で、市債の発行額が同58・6%の大幅増加となった。佐藤栄一市長は記者会見で「人口減少、超高齢化の問題を踏まえ、持続的に発展できるまちづくりを進めるため、子育て、健康、交通など6つの未来都市の実現に向けて重点的に取り組んでいく」と述べた。

 今年3月の着工を目指すLRTについては、30年度で鬼怒川橋梁(きょうりょう)工事などJR宇都宮駅東側での整備を進めるほか、新たに同駅西側のLRT事業化検討調査の実施を含めて144億9935万1千円を計上した。

 他に、地域包括ケアシステム構築では、医療・介護連携支援センターの設置などで19億8601万1千円を充てる。教育環境については、テクノポリスセンター地区への新設小学校建設に18億9892万9千円を計上。不妊治療費の助成額拡大など妊娠・出産の希望をかなえる支援策に7億6385万5千円、40歳以上の乳がん検診に超音波検査を導入するなどの新規事業を含む健康づくりの推進に12億6342万6千円を盛り込む。

 歳入は、市税が企業収益が増加したものの固定資産税の減少により同0・9%減の928億5600万円。財政調整基金やLRT整備基金などからの繰入金は同64・4%増の75億4845万6千円。市街地開発組合の解散などによる財産収入は同1230・4%増の78億555万円を計上。地方消費税交付金も国の消費税収入額の増額により10・6%増の103億6600万円。市債は同58・6%増の189億1100万円で、内訳は臨時財政対策債5億円減、建設事業債74億円増として大型事業に対応する。