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久留倍官衙遺跡にガイダンス施設 3月25日開館「くるべ古代歴史館」 三重

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久留倍官衙遺跡にガイダンス施設 3月25日開館「くるべ古代歴史館」 三重

 四日市市教育委員会は13日、歴史公園として市が整備を進めている国史跡「久留倍官衙(くるべかんが)遺跡」(大矢知町)に、ガイダンス施設「くるべ古代歴史館」を3月25日に先行オープンすると発表した。飛鳥時代の「壬申の乱」や奈良時代の「聖武天皇の東国行幸」の舞台と推定されるに至った発掘成果を紹介する。

 同遺跡は国道1号北勢バイパス建設に伴う発掘調査で見つかり、200平方メートルを超えるものなど大型の建物跡が多数出土。7世紀後半~9世紀末に3次にわたって造営された古代朝明(あさげ)郡の役所と考えられる。

 歴史館では、建物群の変遷や役所が担っていた仕事を出土品、映像、模型などで紹介し、『日本書紀』や『続日本紀』にある記述と遺跡の関係を解説。古代衣装の試着や木簡製作などの体験もできる。

 3月25日は午後2時にオープンセレモニーがあり、同3時から一般公開。開館記念展示「壬申の乱ゆかりの地~吉野・宮滝~」(5月13日まで)も行う。

 市は、久留倍官衙遺跡の政庁東門跡(8世紀初頭)を来年度に復元するなどして2020年度の歴史公園オープンを目指している。市教委社会教育課の担当者は「遺跡の魅力を歴史館から発信し、多くの人が訪れる歴史公園にしていきたい」としている。