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壬生・愛宕塚古墳の埴輪初公開 円筒や盾持ちなど11点

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壬生・愛宕塚古墳の埴輪初公開 円筒や盾持ちなど11点

 壬生町壬生甲の国指定史跡「愛宕塚古墳」で出土した埴輪(はにわ)を復元、展示している「みぶ愛宕塚古墳出土はにわ展」が稲葉地区公民館(同町上稲葉)で開かれている。21日まで。同古墳から出土した埴輪の公開は初めてで、円筒埴輪9点と「石見(いわみ)型埴輪」「盾持ち人埴輪」の計11点を展示。完全復元の状態ではないが、出土から修復の過程を知ってもらう狙いもあり、貴重な展示となっている。

 6世紀後半に造られたとみられる前方後円墳で、墳丘部の周囲に堀と土塁がある。墳丘部の全長は82メートル。従来、77メートルとされていたが、今回の調査でより大きいことが判明した。これまでの調査で、大小の埴輪の列が二重に取り囲んでいる全国的にも珍しい様式だったことが明らかになっていたが、今回の調査、復元で埴輪の大きさの違いや形状が詳しく分かった。

 町教育委員会による昨年8、9月の本格的な発掘調査で、大小約20点分の埴輪が出土。11、12月に破片の接合作業をして円筒埴輪9点、人形(ひとがた)の形象埴輪1点、武器を模したとされる石見型埴輪1点を復元した。

 平成30年度も石室などの発掘調査を予定し、復元作業も続行する。町歴史民俗資料館では「埴輪の大きさの違いや修復の過程を見てほしい」としている。

 埴輪の破片を触れるコーナーもある。入館無料。問い合わせは同公民館(電)0282・82・7374。