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絵画の制作風景をモニターで中継 大津の商店街で「ものづくり」共有

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絵画の制作風景をモニターで中継 大津の商店街で「ものづくり」共有

 大津市中心部の長等商店街(同市長等)にある滋賀トヨペットの「Boss百町物語」2階で12日、風景画家、ブライアン・ウィリアムズさん(68)=同市伊香立=の絵画制作が始まった。作業の様子は商店街内のモニターで中継されるという。ブライアンさんは「ものづくりの実感を皆で共有したい」と意気込む。

 同店は、商店街の買い物客に気軽に立ち寄ってもらうのと同時に、自動車の情報提供や顧客ニーズの分析を行うために昨年9月、立ち上げられた。以後、1階では社員が新車やサービスの情報提供などの接客を行っている。

 また、空室だった2階を市民が交流や会議に使えるスペースにしようとする中で、「地域振興はできないか」と考え、公開型の絵画制作をブライアンさんに依頼した。

 ペルー出身の米国人のブライアンさんは、世界旅行の際に立ち寄った昭和47年以来、魅了された琵琶湖の風景を描き続けている。「昔は地域の中に家具職人や八百屋がいて、子供たちは、ものづくりや商売に対する実感があったが、今は孤独化が進んでいる」と感じ、提案を受けたという。

 現在、琵琶湖西岸からの朝焼けと東岸からの夕日の2枚の絵を制作中で、その様子が店の玄関に設置されたモニターで中継されている。ブライアンさんは「ものづくりへの実感を通りかかった人たちに持ってもらい、商店街のにぎわい創出にも一役買いたい」と話している。

 制作期間は3月末まで。制作現場は無料で入場できる。問い合わせは同店(電)077・527・5115。