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長和出身のスノーボード・藤森健闘、PVで町民ら熱い声援

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長和出身のスノーボード・藤森健闘、PVで町民ら熱い声援

 平昌五輪の熱戦が続く中、12日にはスノーボードの女子スロープスタイルに藤森由香(31)=アルビレックス新潟=が登場。出身の長和町では、町主催のパブリックビューイング(PV)が行われ、町民ら約50人が熱い声援を送った。

 中止になった前日の予選と同様の強風で試合開始時間が1時間以上遅れ、「きょうこそは由香ちゃんの晴れ姿を見たい」と話す町民の姿も。祈りが届き試合が始まったが、次々と転倒する選手の姿に祖母の藤森知代子さん(90)=茅野市=は「転んでけがをしないといいんだが」と心配そうな表情を浮かべた。

 13番目に藤森が登場すると、ひときわ大きな歓声がわき起こった。姉でスノーボード選手の太田由美さん(33)=同=によると、藤森と前日にテレビ電話で話したといい、「すごくリラックスした様子だったので期待している」と食い入るように画面を見つめた。

 藤森は1本目を終えて6位とメダルを狙える好位置をキープ。2本目に期待がかかる中、最初はすばらしい滑りをみせたが、惜しくも転倒すると、町民らは「アー」とどよめいた。ただ、直後には「よくやった」「悔いはないぞ」という声が飛び交い、滑走を終えた藤森に拍手と歓声がわいた。

 熱戦が終わり羽田健一郎町長(71)は「果敢にメダルを狙う姿に感動した」と語り、4回目の五輪出場とともにスノーボードクロスから転向して3年目での挑戦を「偉業だ」とたたえた。

 藤森の実家の近所に住んでいるというペンション経営の山崎絹江さん(75)は「本当によく頑張った、家に帰ったらワインで乾杯したい」とほほえんだ。