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徳島大生「今夏こそ鈴鹿に」 手作りソーラーカーで完走目指す

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徳島大生「今夏こそ鈴鹿に」 手作りソーラーカーで完走目指す

 徳島大の学生チームがソーラーカーを手作りし、8月の鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)でのレース完走を目指すプロジェクトを進めている。昨年はレース用の車検に通らず、出場を断念。メンバーの理工学部1年、森山優斗さん(18)は「今夏こそ完走したい」と意気込む。

 レースは毎夏、鈴鹿サーキットで開催され、1周約5・8キロのコースを5時間で何周できるか競う部門に参加する。企業や工学系の大学チームが多く出場するという。

 プロジェクトは平成27年5月に発足。小学生の時からソーラーカーに憧れていた当時のリーダーが呼び掛けた。今年のメンバーは理工学部の1、2年を中心とした35人。電気系統担当の電装、車体製作、広報の3班に分かれている。

 チームは極力、既製品を使わない「手作り」にこだわる。電気系統の装備は説明書を見ながら部品を一つ一つ組み立て、回路設計も行う。通常は既製品を購入するというモーターの制御装置も自作。森山さんは「思うように動かないことが多いが、失敗を重ねた後の成功がうれしい」と話す。

 27~28年は、廃材を使ってソーラーパネル搭載のゴーカートを試作するなど学習を重ねた。昨年初めてレース用ソーラーカーを製作し、出場を目指したが、作業の遅れもあり、事前の車検に通らなかった。

 ソーラーカーは1人乗りで、長さ約4・5メートル、幅約1・8メートル。費用は大学の支援金や企業からの協賛金で賄い、昨年はインターネットを使ったクラウドファンディングでも資金を募った。

 「手作りの車で他チームと差をつけたい」と森山さん。最高時速100キロを想定し、5時間完走を目指す。