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藤岡・七輿山古墳を非破壊調査 市、早大と共同で墳丘を3次元測量

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藤岡・七輿山古墳を非破壊調査 市、早大と共同で墳丘を3次元測量

非破壊調査が行われる七輿山古墳=藤岡市上落合(椎名高志撮影) 非破壊調査が行われる七輿山古墳=藤岡市上落合(椎名高志撮影)

 藤岡市は26日から、国指定史跡「七輿山(ななこしやま)古墳」(同市上落合)について最新技術を駆使した非破壊調査を行う。

 七輿山古墳は6世紀前半につくられたとされる三段築成の前方後円墳。全長145メートル、後円部径87メートル、前方部幅106メートル、高さ16メートルで6世紀代の古墳としては東日本最大級。全国でも珍しい大型の円筒埴輪(はにわ)や人物、馬の埴輪類、須恵器や土器などが出土している。

 調査は早稲田大、県立博物館との合同による学術調査で、墳丘のデジタル3次元測量や地中レーダー探査(GPR)などを行う。調査期間は3月25日までの28日間。

 詳細な立体データの解析を基に古墳の構造を明らかにするとともに、横穴式石室など主体部の状態や規模も詳しく調査を行い、より詳しい古墳の築造年代も絞り込んでいくことにしている。

 同古墳は昭和2年6月に国史跡に指定されたが、これまでに埋葬施設の調査などは行われておらず、同市では今回の調査結果に大きな期待を寄せている。

 早稲田大では、これまでにもデジタル技術を活用した古墳の非破壊調査を実施。築造年代が不明で従来は「5世紀後半から6世紀」と想定されていた埼玉県東松山市の野本将軍塚の調査では「4世紀末から5世紀初頭」などとする成果を上げている。