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滋賀の情景描いた日本画家・中路融人さんに思いはせ 東近江で追悼展

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滋賀の情景描いた日本画家・中路融人さんに思いはせ 東近江で追悼展

 近江の情景を描いた作品で知られ、昨年7月に83歳で亡くなった日本画家で文化功労者の中路融人(なかじ・ゆうじん)さんの追悼展が、東近江市五個荘竜田町の中路融人記念館で開かれている。来館者らは、琵琶湖や伊吹山など滋賀の鮮やかな自然を描いた作品を楽しんでいた。

 中路さんは京都市出身。旧五個荘町出身の母親に連れられ県内各地を訪れる中で、次第に県内の豊かな自然にひかれるようになったという。合併後の平成28年、中路さんから絵の寄贈を受け、東近江市が同館を開館。中路さんはその翌29年7月に亡くなった。

 追悼展では、40歳以降に描いた作品19点とスケッチブックなどの遺品8点を展示。中路さんが好んだという湖北地方を描いた作品が多く、雪景色の伊吹山を描いた「雪の朝」、余呉湖と月を描いた「余呉の月」、高島市の海津大崎の桜と琵琶湖、竹生島を描いた「桜」などが並ぶ。

 同館は「滋賀の風景がこれだけ描かれているのは貴重。作品を通して魂と熱意を込めて描いていた中路さんの人となりを知ってほしい」としている。

 4月15日まで。問い合わせは同館(電)0748・48・7101。