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50年前に大阪市で発見のクジラの骨化石、縄文時代に生息していたカツオクジラと確認

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50年前に大阪市で発見のクジラの骨化石、縄文時代に生息していたカツオクジラと確認

 ■自然史博物館の学芸員ら再調査、発表

 大阪市で約50年前、地下工事中に見つかったクジラの骨の化石は、縄文時代に生息していたカツオクジラだったことが分かったと、大阪市立自然史博物館の田中嘉寛学芸員と樽野博幸外来研究員が9日までに海外の古生物学術誌に発表した。カツオクジラの化石発見は世界で初めてという。

 この化石は昭和51年、ミンククジラだと公表されたが、今回、再調査で判明した。

 田中学芸員は「大阪では他にもクジラの化石が見つかっており、太古の大阪湾でどんなクジラが泳いでいたのか明らかにしたい」としている。

 同館によると、化石は同41年、地下鉄今里駅(大阪市東成区)周辺の工事中に、地下約14メートルの地層で発見され、51年に縄文時代のミンククジラの化石だと公表された。

 カツオクジラもミンククジラも同じヒゲクジラに分類される。田中学芸員らは、形態に関する近年の新たな研究成果に照らし合わせて分析。口先の幅が広いことや、頭の骨の一部が四角く大きいことなどからカツオクジラだと判断した。

 カツオクジラは日本を含む世界各地の海に生息しているが、ミンククジラより希少で、国内では、DNAなどからカツオクジラと確認できた個体の報告は12例のみ。うち6例は骨標本として国内の研究機関で保管されているが、化石の発見は世界初としている。