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「水戸の梅まつり」17日開幕 「明治150年」伝統芸能も披露

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「水戸の梅まつり」17日開幕 「明治150年」伝統芸能も披露

 水戸市に春の訪れを告げる「水戸の梅まつり」が17日に開幕する。122回目の今年は「明治維新150年記念」と銘打ち、水戸藩のころから伝わる伝統芸能も披露される。3月31日までの期間中はイベントがめじろ押しで、梅とともに来園者を楽しませる。(上村茉由)

 ◆演奏会や民芸実演

 偕楽園の約100種類約3千本の梅の木の開花率は7日時点で約6・96%。気温の低い日が続いたため、咲き始めは平年より2週間ほど遅れているが、見頃は例年通り3月上旬から中旬となる見通し。

 偕楽園では2月17、18の両日、3月10日生まれという設定の水戸市マスコットキャラクター「みとちゃん」のお誕生会が開かれ、県内外からゆるキャラが集結。例年大好評の「全国梅酒まつりin水戸」は3月2~4日に常磐神社で開催され、全国から150種以上の梅酒が集まる。白熱した戦いが繰り広げられる「水戸納豆早食い世界大会」は同17日。

 今回は明治維新150年記念にちなみ、同10日に弘道館で、江戸時代から伝わる弦が1本の琴「水府一絃琴」の演奏会が開かれる。同3日の梅酒まつり会場では、江戸時代から明治時代に誕生したとされる伝統民芸「大根むき花」の実演が行われる。1本の大根から、包丁1本で美しい花を作り出す。

 ◆バリアフリー化着々

 また県は、梅まつりの開催を前に、メイン会場となる偕楽園のバリアフリー化を進めている。

 好文亭と梅林をつなぐ芝前門の横に全長約20メートルのスロープを設置するほか、好文亭表門と御成門の段差約10センチを解消するため木の板を置き、車いすでも主要な散策ルートを回りやすくする。利用者が多い東門そばのトイレの洋式化も進めた。

 県公園街路課によると、江戸時代に造園された偕楽園は段差や起伏が多く、利用者から「歩きづらい」との声が多く寄せられていた。ただ、同園は国指定の史跡・名勝であり、文化的価値を損なわないよう配慮が必要。スロープは梅まつり期間限定の仮設とし、アンケートで利用者の意見を聞きながら設置するか検討する。

 昨年の梅まつりは平成23年3月の東日本大震災以降で最多の58万7300人が訪れた。水戸観光コンベンション協会の担当者は「梅には早咲きや遅咲きがあり、長い期間楽しめる。昨年に匹敵する来場者に来てほしい」と話していた。