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特別支援学校、6校新設へ 希望者増加で対策急務 静岡県教委計画

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特別支援学校、6校新設へ 希望者増加で対策急務 静岡県教委計画

 県教育委員会は8日の定例会で、知的障害を持つ児童生徒を対象とした県立特別支援学校を6校新設する計画を決定した。新設されるのは小学部、中学部、高等部を持つ本校が3校に高等部のみの分校が3校。1校当たりの児童生徒数は本校が150~200人、分校が50~80人程度となる見込みで、今後4年のうちに具体的な設計に着手する。

 計画によると、平成33年4月の開校予定で東部特別支援学校跡地(伊豆の国市)と気賀高校跡地(浜松市北区)に本校2校を新設。その上で、時期は未定だが、静岡市に本校を1校設置するほか、(1)御殿場・裾野地区(2)富士市か富士宮市(3)浜松市か湖西市-に高等部のみの分校を新たに置く。

 計画通りに整備が進めば現在26校の県立特別支援学校(分校、分教室を含む)が32校に増えることになる。

 少子化を背景に保護者が子供の個性に応じた学校を選択する傾向が強まったことなどから、特別支援学校への通学を望む児童生徒の数は年々増加。県教委によると、知的障害が対象の特別支援学校に通う28年度の児童生徒数は3651人と、10年前の1・5倍になっている。

 これに伴い、浜松地区では、適正人数500人程度のところに約850人が在籍。静岡市でも在籍者は適正人数を約160人上回っている。

 さらに伊豆市や伊豆の国市の周辺には知的障害が対象の小・中学部がなく、希望者は沼津市までの遠距離通学を余儀なくされている。県内全体でも、知的障害児に限れば4人に1人が通学時間が1時間以上となっており、知的障害対象の特別支援学校の増設が急務となっていた。