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日本のジョブズ誕生なるか 和歌山県が独自のICT教育開始へ スマホのアプリ開発も

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日本のジョブズ誕生なるか 和歌山県が独自のICT教育開始へ スマホのアプリ開発も

 情報化社会に対応できる人材の育成のため県が独自のICT(情報通信技術)教育に乗り出すことが6日、分かった。平成31年度から県内の公立小中高の全約400校でプログラミング教育を実施するほか、課外活動としてパソコンクラブを行っている学校にICT企業から講師を招いて生徒にスマートフォンのアプリの開発などに挑戦してもらう。ICTに精通した人材の裾野が広がり、日本のスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグの誕生に期待がかかりそうだ。

 コンピューターの動かし方を学ぶプログラミング教育は近年、学校教育で充実が図られており、32年度からは、学習指導要領に基づいて小学校で必修化される。

 県ではこの必修化に先駆ける形で、30年度から独自の学習カリキュラムを実施。小学5年生からプログラミング教育を行うほか、中学校では、技術・家庭科の授業の中で会議室をネット予約できるような簡単なプログラムの作り方を学んでもらう。

 また、高校では数値データを並び替えるシステムの構築などを指導する。30年度の実施は小中高からそれぞれ1~2校ずつ選んだモデル校のみだが、31年度からは全ての公立学校でこのカリキュラムを導入する予定で、私立校にも参加を呼びかけるという。

 また、県内のICT企業とも連携。企業側は、中学や高校のパソコンクラブに社内のシステムエンジニアを講師として派遣し、専門家の指導のもと、生徒たちは高度なプログラミング技術の取得のほか、スマホのアプリや3Dゲームの作成などにチャレンジする。

 県教委義務教育課の担当者は「ICTを活用してさまざまな課題を解決しようとする子供の育成を目指したい」と話している。