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明石の施設で「手話フォン」設置式典 聴覚障害者向け、利用無料

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明石の施設で「手話フォン」設置式典 聴覚障害者向け、利用無料

設置された手話フォンでオペレーターと話す利用者=明石市 設置された手話フォンでオペレーターと話す利用者=明石市

 聴覚障害者が手話で通話できる公衆電話ボックス「手話フォン」が5日、JR明石駅前(明石市)の複合施設「パピオスあかし」に設置され、式典が開かれた。事前登録不要で、午前8時~午後9時に無料で利用できる。昨年末の羽田空港(東京)、筑波技術大(茨城県つくば市)に続いて3カ所目の設置だが、自治体の協力による導入は全国で初めて。

 手話フォンは、日本財団が聴覚障害者向けに提供している電話リレーサービスを活用。聴覚障害者がボックス内のテレビ電話を操作し、画面に映ったオペレーターに手話で用件を伝える。オペレーターが相手先に電話し、得た情報を手話で利用者に伝える仕組み。

 式典には福祉団体の関係者や聴覚障害者ら約100人が参加。明石市の泉房穂市長は手話を交えながら「手話でのコミュニケーションがいつでもできる社会に変われば、聴覚障害者の暮らしがもっと良くなる。手話フォンをどんどん使ってください」とあいさつした。

 手話フォンを体験した明石ろうあ協会の木戸めぐみ事務局長は「思っていたより簡単だった。メールでは細かなことを伝えるのが大変なので、とても助かる」と話していた。