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さいたま市当初予算案 一般会計は過去最大5545億円 成長加速や施設整備に重点

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さいたま市当初予算案 一般会計は過去最大5545億円 成長加速や施設整備に重点

 さいたま市の清水勇人市長は2日、平成30年度当初予算案を発表した。一般会計は総額5545億円で、3年連続最大規模を更新した。29年度当初予算比では4・6%増となった。キャッチフレーズは「2021年の先の新たなさいたま市の創造に向けた展開予算」。新たに策定された「さいたま市成長加速化戦略」などの計画や「運命の10年」として施設整備に重点を置いたのが特徴だ。

 清水市長は「さいたま市が誕生してから2021年で満20歳と、成人期を迎えることになる。成熟した新しいさいたま市の創造に向けて、さらに施策をしていく予算だ」と説明した。

 歳入は、県から税源移譲された市立小中学校教職員の給与費を賄うために個人市民税を6%から8%へ引き上げたことにより、市税収入が同12・5%増の2604億円。市債発行額は大宮区役所新庁舎整備事業など普通建設事業の増加に伴い、同16%増の680億円。

 歳出では、美園北小学校建設などで教育費が同34億円増。

 新規事業は、30年度から施行される「難病の患者に対する医療等に関する法律」の大都市特例により権限移譲される指定難病患者への公費負担14億5千万円、ラグビーワールドカップキャンプ地整備事業に1千万円、教員の働き方改革の一環として部活動指導員配置事業に2千万円となっている。

 予算規模が拡大する事業は、東日本の対流拠点としての機能を強化する「大宮駅グランドセントラルステーション化構想推進事業」やJR大宮駅東口の再開発など同駅周辺を中心とした都市づくりに同28億円増の70億9千万円。それに伴って市民会館おおみや(同市大宮区下町)を再開発ビルの中に移転する事業に40億7千万円が計上される。

 31年度に市立大宮西高校を県内初の中等教育学校「市立大宮国際中等教育学校」として整備する「特色ある学校づくり事業」に27億円。同校のグローバル化先進校としての取り組みをさらに発展させる。

 施設整備ではこのほか、市立病院施設整備事業(145億8千万円)▽(仮称)岩槻人形博物館整備事業(12億1千万円)▽(仮称)農業及び食の流通・観光産業拠点整備事業(5千万円)-など。

 予算案は6日に開会する市議会2月定例会に提出される。(川上響)