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小中学生のケータイ所持急増 三重県教委、SNSでのいじめ防止へ啓発リーフレット配布

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小中学生のケータイ所持急増 三重県教委、SNSでのいじめ防止へ啓発リーフレット配布

 県内でスマートフォンなど携帯電話を持つ小中学生が急速に増えていることが、県教委の調査で分かった。小学生の所持率は50・3%、中学生は73・2%と、この3年間でそれぞれ10ポイント程度上昇した。県教委は「動画投稿サイトやSNS(交流サイト)の影響」と分析。犯罪被害やSNSを通じたいじめ、有害情報へのアクセスを防ぐため、子供や保護者への指導と注意喚起を強化する考えだ。

 調査は昨年10~11月、県内の小学生4299人、中学生4864人、高校生2236人の計1万1399人を対象に実施。前回調査(平成26年)と比べた小学生の所持率の上昇幅は10・4ポイント、中学生は12・3ポイントだった。高校生の所持率は0・1ポイント上昇の99・2%で、小中学生の増加が際立ち、低年齢化が進んでいる。

 主な用途(複数回答)をみると、小学生は「You Tube」など動画サイト視聴が最も多く63・1%。次いで、LINEが42・0%だった。一方で、短文投稿サイト「ツイッター」は6・9%、写真投稿サイト「インスタグラム」は5・9%と、情報を発信するための利用は一桁台だった。

 中学生では、LINEが88・0%で動画サイトの77・9%を上回った。またツイッターは35・8%、インスタグラムは21・1%と情報交換や発信にシフト。高校生になると、その傾向がさらに強まり、LINEが87・0%、動画サイトが68・3%、ツイッターが67・3%、インスタグラムが47・1%だった。

 県教委は、携帯やスマホ使用で注意を促す啓発リーフレットを児童生徒に配布するとともに、保護者向けの啓発講座などを開催し、家庭でのルールづくりと子供への見守りの強化を依頼していく。