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1人に1台タブレット端末 箕面市教委、全市立小の4~6年生対象に9月から配布

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1人に1台タブレット端末 箕面市教委、全市立小の4~6年生対象に9月から配布

 大阪府箕面市教育委員会は9月から、全市立小学校14校の4~6年生約4300人に1人1台のタブレット端末を配布する。先行実施した1小で、授業の効率化や成績の上昇が見られたためで、将来は全市立小中学校での実施も視野に入れている。1人1台の配布は府内でも珍しいという。

 市教委は教育への情報技術活用を積極的に進めており、平成26年度に全市立小中学校のすべてのクラスに電子黒板を設置。28年9月からは、試行的に箕面小1校で、4~6年生約240人にタブレット端末1台を配布し、授業での活用を始めた。

 箕面小では、タブレット端末と電子黒板で授業。専用ソフトを使い、資料の配布・回収や、学習内容の説明が効率化したため、余った時間を児童が自分で考えたり話し合ったりすることにあてられたという。この結果、算数や理科のテストで得点が上昇、一定の成果が得られた。

 箕面小の成果をふまえ、市教委は今年9月の2学期から、タブレット端末配布を全市立小14校の4~6年生約4300人に拡大する方針を決定。また、将来を見据え、全市立小中の教員にも2学期をめどにタブレット端末を配布することも決めた。

 関連経費は約6億5千万円で、昨年12月に予算案が可決された。

 市教委の担当者は「タブレット端末による授業は個別指導とともに全体の把握も容易。成果をみて全市立小中学校に広げるか決めたい」としている。今年9月からは、小学1~3年生、中学1~3年生でも各1校でタブレット端末の授業を試行する予定。