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長崎ストーカー事件から1年 「面会交流」県警が事前把握へ

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長崎ストーカー事件から1年 「面会交流」県警が事前把握へ

 長崎市で昨年1月、元夫のストーカー被害を警察に相談していた女性=当時(28)=が幼い長男を面会させていた際に刺殺された事件から28日で1年。長崎県警は事件を受け、ストーカー行為をする元配偶者らの「面会交流」に関する情報を事前に把握する取り組みを本格化させている。

 県警によると、女性は元夫宅近くの路上の車中で腹部などをナイフで刺され、失血死した。離婚時に取り決めた面会交流で、女性は当時2歳の長男を元夫に会わせていたとみられ、元夫は自宅で自殺していた。

 女性からストーカー相談を受けていた諫早署は接触を把握していなかった。

 事件後、県警はストーカーなどの相談があれば基本的に相手と会わないよう求め、やむを得ず、面会交流する場合には事前に警察に連絡するよう呼び掛ける書面を渡すようにした。

 面会交流に警察施設を使えることも記載した。合わせて、こうした内容を口頭でも説明するようにした。現在、県内の全23警察署で運用している。

 県警生活安全企画課は「被害者と密に連絡を取り合い、危害を受けないよう努めたい」と再発防止に力を入れる。