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真庭市役所で新建材「CLT」活用の家具展示

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真庭市役所で新建材「CLT」活用の家具展示

 真庭市が推進している新建材「CLT」(直交集成板)を活用した家具の展示会が市役所1階ロビーで行われており、工夫を凝らした機能やデザインなどが市民らの注目を集めている。31日まで。

 CLT(クロス・ラミネイティド・ティンバー)は欧州で開発された工法で、板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型のパネル。展示会では、県立北部高等技術専門校(津山市川崎)の木工科訓練生がデザインし、制作に取り組んだ家具作品、計6点を展示している。

 展示会はCLTの活用拡大がねらいで、真庭市の協力のもと、同高等技術専門校が訓練生を対象に家具制作コンテストを行い、優秀作品を展示した。

 最優秀賞作「ドーナッツベンチ」は、高さや長さを自由に変えられるベンチで、座面や支柱など、5種類のパーツから構成。

 いずれも優秀作の「SLIT」は、工具を使わず組める長机と長いす、「座椅子」は、ヒノキとスギ材が直交する偶然の年輪模様を生かすなど、力作ぞろい。

 真庭市のケアマネジャー、石垣町子さん(56)は「重厚感と、木の香り、木目の温かさがいいですね。工夫された作品ばかりで感心します」と見入っていた。

 市林業バイオマス産業課は「形状の安定性と頑丈さなどCLTの利点が作品に生かされている。身近なものとして多くの方に見てもらい、CLTの普及拡大につなげたい」としている。