産経ニュース

【もう一筆】「カーリングの街」復活の気配漂う 青森

地方 地方

記事詳細

更新

【もう一筆】
「カーリングの街」復活の気配漂う 青森

 平昌冬季五輪が来月9日に開幕する。かつて、多くの冬季五輪選手を輩出した青森県だが、近年は北海道や長野県などの後塵(こうじん)を拝し、何とも寂しい限りだが、裏方として“出場”する人がいることで、五輪の楽しみが増えた。

 本紙東北・宮城版で既報したが、カーリングの製氷作業員(アイスマン)のメンバーに選ばれた中島潤さんだ。

 中島さんはアイスマンとして25年にわたる豊富な経験が買われ、海外の一流アイスマンから参加の要請を受けたという。68歳と決して若くはないが、眼光の鋭さは氷と真摯(しんし)に向き合う職人そのもの。威圧感さえ漂う。培った技術をいかんなく発揮してほしい。

 カーリングといえば、女子の「チーム青森」がトリノ、バンクーバー両五輪に出場、カーリングブームを牽引(けんいん)した。本拠地の青森市もカーリングができる施設を建設し、「カーリングの街」を標榜(ひょうぼう)した。だが、メンバーの相次ぐ離脱などで活動を休止し、その存在が忘れ去られようとしていたが昨年、チーム青森の元選手らが主体となった新たな女子カーリングチームが結成された。同市のカーリング施設も通年営業によって、技術力の向上や競技人口の増加が期待される。

 世界が認めるアイスマンと施設整備、そして新チーム結成…。2022年北京冬季五輪に向け、カーリングの街復活の雰囲気が漂っている。(福田徳行)