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熊野の乗り合いタクシーNPO「のってこらい」にふるさとづくり大賞総務大臣賞

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熊野の乗り合いタクシーNPO「のってこらい」にふるさとづくり大賞総務大臣賞

 熊野市で公共交通機関の空白地を埋める乗り合いタクシーを運行する特定非営利活動法人(NPO法人)「のってこらい」が、総務省の平成29年度「ふるさとづくり大賞」大臣賞に選ばれた。高齢者らの「足」として定着しており、同省は地域住民が持続可能な事業を確立したと評価。「住み慣れた地域で安心して住み続けることができる」取り組みだとしている。

 のってこらいは、過疎化が進む同市五郷町で、平成22年に設立された。県内で初めて過疎地有償運送(現・公共交通空白地有償運送)制度を活用。運営費確保のため、利用者からの会費や運賃収入のほか、インターネットを通じて広く資金を募る「クラウドファンディング」も取り入れた。毎年の予算編成に制約される行政からの補助金に依存していないのが特長だ。自家用車を持たない高齢者らの通院や買い物の足として定着しており、総務省は「他地域で同様の取り組みをしている団体に参考例として紹介したい」としている。

 ふるさとづくり大賞は、総理大臣賞、総務大臣賞で計28団体と4人が2月3日に東京で表彰を受ける。