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平昌五輪カーリング 青森市の中島さん、製氷作業で“出場”

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平昌五輪カーリング 青森市の中島さん、製氷作業で“出場”

 ■「チームが作戦立てやすく」

 来月開幕する平昌五輪カーリング競技で、製氷作業員(アイスマン)のメンバーに青森市の会社員、中島潤さん(68)が派遣される。県カーリング協会によると、自国開催の長野五輪を除くと日本人アイスマンの五輪出場は初めてとみられる。中島さんは「出場チームがストレスなく作戦が立てられるよう、氷の変化を見極めたい」と意気込んでいる。

 同協会に所属し普段、同市の「みちぎんドリームスタジアム」にあるカーリング場の製氷を担当している中島さんは、アイスマン歴25年の大ベテラン。平成19年に同市で行われた世界女子カーリング選手権で、世界カーリング連盟の一流アイスマン、カナダのハンス・ウーリッヒさんと一緒に製氷を担当するなど、数々の実績を積み重ねてきた。

 昨年12月に平昌五輪カーリング競技に携わる海外の知人から誘いを受け、快諾。同五輪ではチーフ、サブスタッフの補助役となるアシスタントを務めるという。

 競技会場の氷は空調や観客数によって温度や湿度が微妙に変化するだけに、細心のアイスメークが要求されるという。さらに、1クルー7人で、一日を通した作業が続くハードな日程となるが、「氷の変化を少なくできるように、チーフとサブスタッフを補助したい」と抱負を語る。26日に出発し、約1カ月間滞在する。その間、最高のリンク作りを担うことになるが、「帰国してから日本選手権にフィードバックできるような技術を盗み取りたい」と意欲をみせる。

 同協会の佐藤健一会長も「仕事の合間を縫っての約1カ月間の長丁場になるが、これまで培った技術でサポートしてくれることを期待している」と話す。

 市役所で22日、中島さんから“出場”の報告を受けた小野寺晃彦市長は「大変名誉なこと。難しい要求があると思うが、青森市の代表として選手同様、活躍を期待している」と激励した。