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詠歌隊や稚児がお出迎え 小豆島霊場で島開き法要

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詠歌隊や稚児がお出迎え 小豆島霊場で島開き法要

 弘法大師・空海が開いたと伝わる小豆島(香川県)の「小豆島八十八ケ所霊場」で空海の命日にちなむ初大師の21日、伝統の「島開き法要」が営まれ、この日に合わせて訪れたお遍路さんを霊場関係者らが土庄町の土庄港で出迎えた。

 出迎えには霊場の各寺院の住職で構成する「小豆島霊場会」をはじめ巡拝を支える遍路宿、観光施設、交通機関などの関係者が、詠歌隊や稚児たちとともに集った。

 毎年この日に訪れる兵庫県養父市を中心とした「但馬金剛弘徳会」(米田隆行会長、約40人)などがフェリーから降り立つのを歓迎。米田会長が「安心、安全の道中を今年もよろしく」などとあいさつすると、同霊場会の河野宏宜会長が「遠いところをようこそ、どうぞ気をつけてお参りください」と歓迎した。

 山伏が先導する一行は、岡山市の「びぜん雅会」(安井冷子代表、約20人)が巡拝をストーリーにした踊りを披露しながら進むのに続き、大師座像を担ぐ人たちや稚児、高野山のゆるキャラ・こうやくんなどが、僧侶、花やのぼりを掲げたお遍路さんとともに計約500人の行列となって法要が営まれる霊場総本院までの約700メートルを練り歩いた。

 総本院では島の巡拝を支える業者らが餅つきをして、杵でついた餅約500パックをお遍路さんたちに接待した。

 霊場を40回以上訪れているが島開きは初めてという弘徳会の神吉成温さん(74)は「新たな思いがしていいです」と話していた。