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マンホールラリー楽しんで 5カ所制覇で本物ゲットも 柏市「下水道事業に関心を」

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マンホールラリー楽しんで 5カ所制覇で本物ゲットも 柏市「下水道事業に関心を」

 柏市は、市内の路上5カ所に設置した特別デザインのマンホール「KASHIWAココ撮れマンホール」を探して歩くラリー企画を今月末まで行っている。対象のマンホールを発見して「証拠写真」を市に送ると、抽選で本物のマンホール蓋などがもらえる。下水道事業への関心を高めることで、「地味な存在」からの脱却を目指す。

 柏市の下水道事業は昭和35年にスタート。平成28年度末の普及率は90%で、長さ1280キロの下水管が埋設されている。人口急増期に敷設された部分は老朽化が著しく進んでいるため、市は10年計画で560キロを調査、約70キロの補修を想定している。費用は年間10億円以上という。

 今回の企画は、こうした現状の周知や多額の費用に対する理解を深めてもらおうと、市内に約5万3千枚あるマンホールの蓋に着目。PR素材として市の下水道キャラクター「蓮子ちゃん」が描かれた特別デザインの蓋を作り、市内5カ所の既存の蓋と置き換えた。

 マンホールの設置場所は「極秘」。市ホームページ(HP)にも「サッカー観戦に蓮子ちゃんも来ているみたいです」「銀色の魚をイメージした駅舎…」といった、わずかな手がかりがあるだけだ。

 「すべてを発見するには相当な努力が必要だが、成功して得られる成果はスゴイ」と、ラリーを担当する若手職員は胸を張る。5枚のマンホールを探し当て、蓋と自分自身が一緒に写った写真を撮影して担当課に郵送すると、抽選で実物のマンホールの蓋などがもらえる。

 蓋は実際に市内に設置されていたもので、3人にプレゼント。直径60センチ、重さ約40キロあり、巨大なオブジェとして飾ったり、庭の敷に使ったりするのに最適という。このほか30人にはマンホール型オリジナルコースターを2枚1組で贈る。

 また、蓋にはQRコードが付いており、スマートフォンなどで読み取ると、柏に関するさまざまな情報が手に入る。農業や商業など市の担当部署が、各マンホール周辺の厳選情報を用意。イベントや市北部地区に4月開園する新公園の紹介もあり、2週間から2カ月程度で更新される。

 写真の応募は31日まで。市役所下水道経営課に郵送する。詳細は市HPのキャンペーンページで。市は「QRコードの読み取りや写真撮影をするときは、通行の妨げや事故に注意して」と呼びかけている。問い合わせは同課(電)04・7167・1409。