産経ニュース

国内最古?南北朝の刀剣書 佐賀県立図書館所蔵

地方 地方

記事詳細

更新


国内最古?南北朝の刀剣書 佐賀県立図書館所蔵

 佐賀県立図書館(佐賀市城内)で、所蔵する古文書から、南北朝時代のものと推定される刀剣書「龍造寺本銘尽」が見つかった。鎌倉時代の刀工を中心に、延べ280人ほどの名前が確認できる。調査した九州産業大の吉原弘道准教授(日本中世史)は「国内に現存する中では最古のものとみられ、貴重な史料だ」と語る。

 吉原氏によると、刀剣書とは刀工の名前や代表作、系図などが記載されている専門書をいう。

 1351年に書かれた2枚の古文書(それぞれ縦33センチ、横48~49センチの継ぎ紙)の裏に墨で記録されていた。

 肥前の豪族、龍造寺氏が足利氏から借りてきた秘本の刀剣書を、書き写したものと推定される。

 これまでは、1423年に書き写された国の重要文化財「観智院本銘尽」(国立国会図書館所蔵)が最古の刀剣書とされていた。

 佐賀県立図書館は、今回見つかった刀剣書の原本を2月4日まで県立博物館(佐賀市城内)で展示する。同博物館(電)0952・24・3947。