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古墳時代の金銀装飾大刀、一堂に 松江・風土記の丘で権威の象徴30点展示

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古墳時代の金銀装飾大刀、一堂に 松江・風土記の丘で権威の象徴30点展示

 金銀の装飾が施された古墳時代(3~6世紀頃)の大刀(たち)を集めた企画展が、松江市の島根県立八雲立つ風土記の丘・展示学習館で開かれている。2月25日まで。

 豪族の権威の象徴とされる大刀の魅力を知ってもらおうと、出雲地方で出土したさまざまなタイプのものを中心に、全国各地の代表的な大刀のレプリカも含めて約30点を並べている。

 松江市の御崎山古墳から見つかった大刀は、柄頭(つかがしら)に口を開いた獅子とみられる飾りがあり、「獅噛環頭(しがみかんとう)大刀」と呼ばれる。舌を出したようなデザインは、国内唯一の例。安来市の小汐手横穴墓群から出土した大刀は、鍔(つば)の側面に見事な銀象嵌(ぞうがん)の装飾が施されている。

 また、風土記の丘施設内の岡田山1号墳から見つかった、「額田部臣」の文字が入った大刀のレプリカも紹介。国重要文化財に指定された実物は、常設展のコーナーで展示されている。

 風土記の丘では「現代にも通用する当時の技術水準の高さを見てほしい」としている。入館料は大人200円、大学生100円。高校生以下無料。10日午後2時から、風土記の丘教室があり、県埋蔵文化財調査センターの池淵俊一管理課長が「出雲東部の古墳」と題して講演する(資料代として200円が必要)。