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四日市の郷土料理を冊子に 地元有志が作成、作り方や食文化伝える

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四日市の郷土料理を冊子に 地元有志が作成、作り方や食文化伝える

 四日市市自慢の“ソウルフード”を伝えていこうと、同市内部地区の有志が地元の料理の作り方や地域の食文化をまとめた冊子「うつべ自慢の郷土めし」を作成した。多くの人の協力を得た内容で、関係者は世代間交流のきっかけにもなると期待している。

 同地区まちづくり推進協議会が、地元で昔から食べている料理を募集したところ、48件の応募があり、同協議会のメンバーを中心に9品を選定。四日市で生まれ育った50代以降の人なら食べたことがある懐かしい味が並んだ。

 昨年11月に開かれた地区の文化祭では冊子を配布するとともに、くじ引きで当たった210人に「大名炊き」「押し寿司」「蒸し餅」の3品が振る舞われた。同協議会の伊藤頼夫さん(76)は「数十年食べていなかった。懐かしい」と話し、初めて食べたという中学生は「蒸し餅がおいしい」とニッコリ。

 同月中旬に開かれたウオーキング大会では「報恩講汁」が振る舞われ、参加者たちは冷えた体を郷土の味で温めた。今後は夏休みの親子料理教室などのメニューとして採用する予定だ。

 冊子は同地区市民センターで配布。昔の料理だけでなく、特産のトマトを使った「トマトだれ」のレシピも掲載し、ブランド米「北小松そだち」や、地元のこうじを使ったみそなども紹介している。

 同地区市民センターの村田真司館長は「お年寄りには懐かしく、子どもたちには新しい料理で、世代を超えた交流を楽しんでほしい」と語った。

 問い合わせは同センター((電)059・345・3951)へ。