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益城町再生へ動き本格化 土地区画整理事業を個別説明

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益城町再生へ動き本格化 土地区画整理事業を個別説明

土地区画整理事業の対象となり、更地が目立つようになった熊本県益城町の木山地区 土地区画整理事業の対象となり、更地が目立つようになった熊本県益城町の木山地区

 熊本地震で甚大な被害が生じた熊本県益城町が、中心部で土地区画整理事業の計画を進めている。避難場所の公園整備や緊急車両の経路確保といった災害に強い町づくりを目指す。15日からは、合意形成に向けた地権者への個別説明を始めた。

 益城町は震度7の強い揺れを2度、観測した。震災関連死を含め犠牲者は40人を上回る。全半壊の住宅は約6千棟に上った。

 土地区画整理事業の対象は、被災した旧町役場が位置する木山地区の28・3ヘクタールで、まちづくり協議会などで住民から出た意見も参考に、町が素案を策定した。

 県道交差点を中心に500メートル以内の間隔で公園を配置し、全ての宅地が道路に接するようにした。

 県が町の代わりに施行し、総事業費は100億円を超えると見込んだ。

 昨年11月、町は都市計画法に基づき、住民説明会を開いたが、都市計画審議会が12月に「住民の理解が十分には得られていない」として反対多数で否決した。

 これを受け、県や町は、地権者ら約410人を戸別訪問し、事業内容やスケジュールを説明して回る。3月下旬に、改めて都市計画審議会に諮るという。

 木山地区で営んできたガス会社の事業所兼自宅が全壊した山代英夫さん(49)は「事業所だけでも建て直したいが、身動きが取れない。転出する住民が増えなければいいのですが」と事業の遅れを懸念する。

 西村博則町長は「『時間』への認識を持ち、住民一人一人と向き合いながら事業の重要性を訴えたい」と強調する。