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川口の拉致問題集会に特定失踪者家族 「全面解決」強く訴え

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川口の拉致問題集会に特定失踪者家族 「全面解決」強く訴え

 北朝鮮による拉致被害者の即時救出を呼びかけようと13日、川口市内で開かれた「拉致問題を考える川口の集い」では、拉致の可能性が排除できない埼玉県出身の特定失踪者家族らも聴衆の前に立ち「一刻も早い全面解決」を強く訴えた。

 藤田進さん=失踪当時(19)=の弟、隆司さん(59)は拉致濃厚とされながら認定もされず、真相解明の兆しが見えないことに悔しさをにじませ「何人が拉致されたかさえ分かっていない。拉致問題は、1%しか解決していない」と力を込めた。

 また、新木章さん=同(29)、佐々木悦子さん=同(27)、佐々木正和さん=同(37)=の家族らも「皆様の後押しが解決への頼り」「関心を持ち続けて」と声をあげた。

 川口市を中心に特定失踪者家族らとともに地道な署名活動に取り組む田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄、本間勝さん(73)は「妹との再会まで必死でやるが、いつまで体が持つか不安でならない」ともらした。

 特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は講演で北朝鮮船が日本に多数漂着している現状を指摘し、「日本の海岸線は無防備。北朝鮮は必要と思えばこれからも拉致をやる」と警鐘を鳴らした。