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世界で一つ?!左ハンドル軽乗用車 三豊の真鍋さんが改造、マニアに話題

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世界で一つ?!左ハンドル軽乗用車 三豊の真鍋さんが改造、マニアに話題

 日本独自の規格のため、右ハンドルしかない軽乗用車を、あえて左ハンドルに改造するサービスを香川県三豊市の自動車整備工場経営、真鍋貴行さん(58)が行っている。開始から間もないため、初めての車種なら「世界で一つだけの車」になるとマニアの間で話題だ。

 大手メーカーがやらない「隙間」の需要を探し、顧客に売り込むのが真鍋さんの商売のやり方。ガソリンとプロパンガスのどちらでも運転が可能なハイブリッドカーも作り、災害時に備えて自治体に売り込んだ。

 軽乗用車の左ハンドル化は約10年前、面白い車を客に売りたいという思いで構想を始めた。構造上、最も難しいとみられたスズキの「ハスラー」で試作。昨年に完成し、保安基準に適合させた。

 当初は必要ないと思われたサイドミラーの入れ替えも軽自動車検査協会に要請された。「前例がないため数々の細かい宿題を全部こなさないといけなかったが、全てクリアした」。今ではほぼ全ての車種の改造が可能だという。

 これまでに客から注文を受け「エブリイ」や「ジムニー」など計5台を改造。工期は約4カ月で、費用は100万円弱。客は40~50代の男性で「アメ車への憧れが強い世代。左ハンドルに魅力を感じるのだろう」と分析する。海外メディアにも紹介され、うち1台はドバイからの注文だった。

 車の耐久性が年々上がり、自動車整備の仕事は減っていくと予想している。「だからこそ、可能性のある需要を考えないといけない。それが中小の車屋の生きる道だ」