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昭和の働く人々描写 栃木県立美術館で鈴木賢二展

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昭和の働く人々描写 栃木県立美術館で鈴木賢二展

 昭和の市井の人々を力強く描いた栃木市出身の画家、鈴木賢二(1906~87年)の作品の企画展が13日から、県立美術館(宇都宮市桜)で始まった。戦前から戦後にかけて都市や農村で働く人々を描いた版画などの作品に来場者は見入っていた。3月21日まで。

 企画展では、鈴木がプロレタリア美術運動に熱中した初期の作品から、戦後の社会運動にかかわったころの木版画など、晩年までにわたる版画や彫刻など約350点が展示されている。同美術館の学芸員、木村理恵子さんは「懸命に生きる人々をていねいに表現した社会派の芸術家。幅広く活動しており、多彩な面をみてほしい」と述べた。

 企画展を訪れた宇都宮市の男性公務員(38)は「当時を生きた人の強い思いが版画などの表情にあらわれていて、勉強になった」と話した。