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【阪神大震災23年】被災の記憶、歌でつなぐ 2人組ユニットが神戸でライブ

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【阪神大震災23年】
被災の記憶、歌でつなぐ 2人組ユニットが神戸でライブ

阪神大震災の写真展で被災地を励ます曲を歌うブルームワークスの2人=神戸市中央区 阪神大震災の写真展で被災地を励ます曲を歌うブルームワークスの2人=神戸市中央区

 阪神大震災の記憶を次代へ伝えようと、震災を経験した2人による音楽ユニット「ブルームワークス」が13日、神戸市中央区元町通のこうべまちづくり会館でライブを行った。「何があっても生きていくんだ」などと被災地を元気づける歌詞をギターやボイスパーカッションのメロディーにのせて歌い上げ、来場者約120人が聴き入った。

 同ユニットは、被災地でのボランティア活動を行ってきた防災士でシンガーソングライターの石田裕之さん(37)と、県立大大学院で防災について学ぶボイスパーカションの枡田和宏さん(45)が、震災の継承への思いで共感し昨年8月に結成した。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の人々へ向けた曲など、被災地を励ます音楽を作り続けている。

 ライブは同館が平成27年から開催する阪神大震災の写真展に合わせて行われ、家屋やビルが倒壊する様子などの写真約150点が並ぶ中、2人は被災地への思いを込めて歌い上げた。

 震災で高校の同級生を失ったという神戸市東灘区の会社員、井口玲さん(40)は「震災のつらい思い出も2人の音楽を聴いていると乗り越えていけると勇気をもらった」と話した。