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震災語る写真展 故大木本美通さんの作品並ぶ 神戸大付属図書館

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震災語る写真展 故大木本美通さんの作品並ぶ 神戸大付属図書館

阪神淡路大震災直後の神戸の街並みを撮影した写真が並ぶ展示会=神戸市灘区 阪神淡路大震災直後の神戸の街並みを撮影した写真が並ぶ展示会=神戸市灘区

 17日で阪神淡路大震災から23年となるのを前に、昨年死去したカメラマンの大木本美通さんが震災直後の神戸の街並みなどを撮影した写真が並ぶ展示会「阪神・淡路大震災と地域の復興」が、神戸大付属図書館(神戸市灘区)で開かれている。2月1日まで。

 大木本さんは朝日放送のカメラマンとして震災直後の崩れた建物など多くの写真を撮影。震災後も20年間に渡って変わりゆく神戸の人と街を記録し続けた。昨年7月に亡くなった大木本さんの撮影の記録を伝えるべく、展示会が企画された。

 震災発生から約1時間後に火が燃え上がった神戸市長田区の家屋や、道路が崩れている同市兵庫区の様子など、震災直後の悲惨な状況を撮影した写真約30点を展示している。震災から20年後の写真も並べることで、街並みを比較できるようにした。

 また、震災をきっかけに神戸大に設立された専門図書館「震災文庫」から当時の様子を記録した図書などの資料も展示している。

 展示会を企画した神戸大大学院人文学研究科の奥村弘教授は「23年が経過し、多くの学生は阪神大震災をよく知らない。当時の写真などを見て、震災やこれから起きる可能性のある地震について考えてほしい」と話している。