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静岡県内消費動向調査 主婦に根強い節約志向 景気回復実感、収入には「不満」 

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静岡県内消費動向調査 主婦に根強い節約志向 景気回復実感、収入には「不満」 

 景気の回復基調は実感しながらも、財布のひもは緩めない-。静岡経済研究所の消費動向調査(平成29年11月)で、こんな傾向が明らかになった。

 最近の景気について、「良くなっている」が4・1%で、前回調査(28年11月)の1・0%から大幅に増えていた。「悪くなっている」は14・4%と、前回の25・6%から大きく減少した。

 一方で、1年前と比べて「家計を引き締めている」主婦の割合は32・9%。今後1年についても「引き締める」が50・4%となっており、家計を預かる主婦の節約志向は根強い実態が浮き彫りになった。

 現在の生活レベルについては「満足派」が「不満派」を16・9ポイント上回る一方、家計収入になると「不満派」が「満足派」よりも15・9ポイント多くなり、生活レベルには満足していても収入には不満を持っていることがうかがえる。

 家計を引き締める理由としては「教育費やローンの負担増」(42・9%)が最多で、「手取り収入の減少」(24・1%)、「将来に備えた貯蓄の増加」(22・0%)が続く。中でも20~40代では、「手取り収入の減少」を挙げた主婦が前回調査時よりも大幅に増えた。

 これらの結果から同研究所では「県内の主婦は、景気回復は実感しながらも、社会保険料の増額や働き方改革に伴う企業の残業代削減などで手取り収入が伸びないため、家計引き締めを続けている傾向がうかがえる」と分析している。

 消費動向調査は県内の主婦約1300人を対象に行った。