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【平昌五輪】新潟・冬のアスリート 賞状は優勝以外その場で折っていた小野塚彩那(29)

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【平昌五輪】
新潟・冬のアスリート 賞状は優勝以外その場で折っていた小野塚彩那(29)

フリースタイルスキー・世界選手権の女子ハーフパイプで、日本勢初の金メダルを獲得し、表彰台で日の丸を掲げる小野塚彩那(中央)=2017年3月18日、スペイン・シエラネバダ(共同) フリースタイルスキー・世界選手権の女子ハーフパイプで、日本勢初の金メダルを獲得し、表彰台で日の丸を掲げる小野塚彩那(中央)=2017年3月18日、スペイン・シエラネバダ(共同)

 市長に直談判

 尋常ならざる行動力は、行政をも動かした。市の施設にトランポリンとトレーニングマシンの導入を実現しようと、ソチ五輪の3年前の秋、当時の井口一郎市長を訪問。だが、事前の約束がなかったため門前払いをくらってしまう。涙を流しながら市役所の階段を下りていると、知り合いの市議と偶然出くわし、市長との面会を取り持ってもらい、思いの丈をぶつけた。

 熱意が実り、改修した市トレーニングセンターが昨年4月にオープン。小野塚選手だけでなく、地元にある学校のスキー部の選手らも利用するなど幅広く活用されている。施設の収入は昨年12月初めに累計300万円を超え、年間目標の40万円を大幅に上回った。

 施設の利用者の一人で同市の美容師、小泉香穂里さん(42)は「平昌五輪での小野塚選手の試合は市民みんなで応援する」と期待を膨らませる。長男の小学5年、欧介君(11)も「金メダルを取ってほしい」とエールを送る。

 「小野塚彩那オフィシャルサポーターズクラブ」の会長を務める同市の片山強さん(67)は「彩那が金メダルを目指しているのは分かりきっている」と強調。「ソチ五輪での銅メダルも素晴らしいが、もし平昌五輪で金メダルを取ったら、言葉にならないくらいうれしいだろうな」と、表彰台の真ん中に立つ小野塚選手の姿に思いをはせた。

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