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昨年の静岡市人口社会増減47年ぶりプラス 「自然」は最大のマイナス幅

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昨年の静岡市人口社会増減47年ぶりプラス 「自然」は最大のマイナス幅

 静岡市は、平成29年の人口について、転入から転出を引いた社会増減が、47年ぶりに増加に転じたと発表した。一方、出生数から死亡数を引いた自然増減は、過去最大のマイナス幅となり、全体の人口減少には歯止めがかからなかった。

 市によると、昨年の人口社会増減は346人増。内訳は県内市町からの転出入がプラス459人。県外からの転出入がプラス29人。国籍変更など「その他移動」がマイナス142人だった。近年、県外との社会増減はマイナス500~900で推移していた。

 社会増減がプラスに転じた要因について、市は平成27年に都内に開設した「移住支援センター」の効果を上げている。同所を通じ、100人以上が静岡市内への移住を決めたほか、新幹線通学の定期代補助も、転出の歯止めとなっていると分析している。

 自然増減はマイナス3100人で過去最大となり、人口全体では2754人減となった。田辺信宏市長は10日の定例記者会見で、市の施策など「爪の先に灯をともすような事業だが無駄ではなかった」とし、自然減少への対応策について、「待機児童ゼロなど、移住を決めてもらえる都市を目指す」と話した。

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 ■「朗報だ」 川勝知事が評価

 静岡市で47年ぶりに人口の社会増減がプラスになったことについて、川勝平太知事は11日の定例会見で、「ようやく社会減が社会増に転じた。本当によかった。一番減っているところが増加に転じているなら朗報だ。中身を見て、要因を捉えて、データが得られれば、全県下に持っていきたい。静岡市は人口が70万人を切っていて、頑張らなければならない。その数字自体は喜ばしいことだ」と評価した。