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ブックカフェ発「半空文学賞」 ことでんとコラボし新企画

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ブックカフェ発「半空文学賞」 ことでんとコラボし新企画

 独自の文学賞を開催する高松市のブックカフェ・バー「半空(なかぞら)」が小説の原稿を募集している。平成27年に始めた「半空文学賞」は3回目で、今回は「ことでん(高松琴平電気鉄道)」をテーマにした。

 「半空」では独りで書きものにふける客も多い。「その文章をのぞき見たい」という好奇心が、作品募集のきっかけになったと店主の岡田陽介さん(36)。

 好きな作家の一人で、何度も芥川賞候補になりながら早世し、死後に再評価された小説家、佐藤泰志への思いも胸にあった。

 1回目は「コーヒー」、2回目は「音楽」がテーマ。中学生から80代まで幅広い層から作品が集まり、店を訪れる客が投票して受賞作品を決めた。今回は、ことでんと協力し、真鍋康正社長ら8人で選考する。受賞20作品を冊子にまとめ主要駅で無料配布し、電車の中づり広告のスペースにも掲示する予定。

 真鍋社長は「都会と違って待ち時間の長い地方の電車の新しい価値になる」と協力を快諾。愛読していた米国の作家、ポール・オースターが市井の人々の実話をまとめた作品「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」にちなみ、「ことでんストーリープロジェクト」と名付けた。

 英語でも応募可能で、枚数はA4用紙1枚。郵送または持ち込みで、1月31日(当日消印有効)まで受け付ける。問い合わせは半空(電)087・861・3070。