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首相、衆院選で国政5連勝 「勝負勘と運に恵まれている」 山口

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首相、衆院選で国政5連勝 「勝負勘と運に恵まれている」 山口

 「安倍(晋三)首相はやはり勝負勘と運に恵まれている」

 おひざ元、山口県下関市の後援会幹部は、10月の衆院選後、こうつぶやいた。

 衆院解散は首相にとって、大きな賭けだっただろう。「大義なき解散」と批判を浴び、希望の党の出現によって、一時は自民党の退潮が予想された。選挙で負ければ、政権継続は難しい。

 だが、蓋を開けてみれば、与党の大勝だった。首相は、平成24年衆院選から国政選挙5連勝を達成した。野党側の自滅に助けられた側面もあるが、リーダーに、運は欠かせない要素だ。

 首相の勝負勘を実感する場面に、下関で遭遇した。

 今年初めの1月、首相が開いた「新春の集い」だった。3月の下関市長選を控え、首相は元秘書で立候補を表明していた前田晋太郎氏を壇上に招き、握手を交わした。

 その場にいた現職市長の表情は凍り付いた。

 支援者には、首相の市長選にかける思いが伝わった。現職有利とみられていた情勢の潮目が、一気に変わった。前田氏は勝利した。地元の選挙で負けていれば、首相を見る目も、大きく変わっていただろう。

 とはいえ、下関でいつまでも政治対立を続けてはいられない。どのようにノーサイドにもっていくか。勝負はこれからだ。来年1月の新春の集いでの、首相の言動に注目したい。

 また、政権基盤を強固にした首相にとっても、難局が次々と訪れる。

 特に北朝鮮情勢の緊迫化は著しい。米国と北朝鮮の軍事衝突という「国難」も想定し、備えなければならない。

 今も昔も民主主義国家の最大の役割は、国民の生命・財産を守ることだ。それができないリーダーは、リーダーの資格がない。

 地元有権者の一人として、首相の勝負勘と運に、大いに期待している。

(山口支局 大森貴弘)