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電気ストーブを正しく安全に ストーブ事故の6割 その場離れず/就寝時は電源切って

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電気ストーブを正しく安全に ストーブ事故の6割 その場離れず/就寝時は電源切って

 手軽な暖房器具として広く使用され、火を使わないため危険性が低いと思われがちな電気ストーブについて、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE=ナイト)は、平成24年度から5年間のヒヤリハット情報を含む事故状況をまとめた。全国ではストーブ(電気、石油、ガス)の事故は870件で、このうち電気ストーブの事故は434件と約半数を占めている。NITEでは「正しく使って、事故を未然に防いでほしい」と呼びかけている。

 全国の電気ストーブによる事故の被害状況は、434件のうち270件(62%)が火災を伴っており、死亡事故は26件(27人)発生。特に60歳以上の高齢者による死亡事故は85%を占めていた。

 NITE四国支所によると、四国4県での事故は15件あり、このうち火災となったのは11件、死亡に至ったのは1件あった。

 同支所では被害が拡大した事例を紹介。26年2月に徳島県の30代女性が、脱衣場を暖めるため電気ストーブを使用。スイッチを入れて、その場を離れ別の部屋にいたところ火災が発生した。電気ストーブに可燃物が接触したとみられている。

 また、同年同月に香川県の40代女性が、ハロゲンヒーターを使用したまま就寝。転倒時にオフスイッチが作動しないように改造していたため、ヒーター本体と周辺の可燃物が焼損する火災が起きたという。

 一方、四国で発生した電気ストーブの製品に起因する事故は7件で、リコール製品による事故は5件だった。

 NITEでは電気ストーブによる事故を防ぐためには、使用中はその場を離れず、就寝・外出・入浴時には必ず電源スイッチを切りプラグを抜く▽就寝用の暖房器具として絶対使用しない▽台所、脱衣場、トイレなど狭い場所で使用する場合は周囲に可燃物を置かない▽子供部屋で使用する場合は、子供に火災の危険性を教え、近くに可燃物を置かせない▽手持ちの製品がリコール対象かどうかを確認する-などを呼びかけている。