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秀吉家臣、一足先に刀狩り? 長浜で古文書発見 市指定文化財に登録

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秀吉家臣、一足先に刀狩り? 長浜で古文書発見 市指定文化財に登録

 豊臣秀吉が天正16(1588)年に出した「刀狩り令」以前に、旧領地の北近江では秀吉家臣で佐和山城主(彦根市)だった堀尾吉晴が刀狩りを行ったとみられる文書が、長浜市常喜町の旧家で発見された。刀狩りの実施をうかがわせる資料の発見は県内初で、長浜市教委はこの文書を含む古文書23点を27日付で市指定文化財に登録した。

 発見されたのは「堀尾吉晴書状」(縦14・6センチ、横91・6センチ)。日付は7月26日付で、吉晴の花押がある。天正14年ごろに書かれたとみられる。

 秀吉家臣で西近江の領主だった京極高次に宛てた手紙で「領内で『道具改(どうぐあらため)』を実施するが(現長浜市常喜町付近を治めていた)加藤九郎次郎は高次の家来のため緩やかにする」という内容。道具改は、刀狩りを指しているとみられるという。

 刀狩り令は秀吉が武士と農民とを分ける「兵農分離」を進めるため農民から武器を取り上げたお触れ。越前(福井)では発令以前に実施されたという。

 長浜市歴史遺産課の太田浩司次長は「長浜では刀狩り令以前にいち早く実施された可能性を表す貴重な資料」と話している。