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ジンベエザメの食事、初撮影 鹿児島の水族館、自然下で

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ジンベエザメの食事、初撮影 鹿児島の水族館、自然下で

 きれいな場所でしか食事しません-。飼育後に放流したジンベエザメが自然の海中を泳ぎながら食事する様子の撮影に、鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」が成功した。国内で初めて、サメに小型カメラを取り付けてデータを記録するバイオロギングの手法で撮影した。餌が多い海域でもごみが浮いていると食事をしないといった様子が見られた。

 映像は計約28時間で、口を大きく開けたまま泳ぐ姿や、えらを開閉する様子など、食事の様子が26回確認できた。水族館は「場所を選んで食事をしている可能性がある」と分析している。

 食べるのは小型プランクトンで、食事は日中の海面付近だけで行っていた。このほか、えらをクリーニングするための行動とみられる白い固形物をはき出す様子も撮影された。いおワールドかごしま水族館の佐々木章・展示課長は「今回の結果を今後の飼育・展示にも生かしたい」と話した。

 ジンベエザメは全長12メートル以上になる現存する中では世界最大の魚類。熱帯域から温帯の海域に分布する。

 同水族館は、鹿児島県近海などで捕獲したジンベエザメを一時的に飼育・展示し、成長すると放流してきた。今回撮影に成功したのは8月に放流したユウユウで、背中と左胸びれに水深や水温を測る計器やカメラを付けていた。