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美しい星、守る町 観察会、岡山県内外からも

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美しい星、守る町 観察会、岡山県内外からも

 美しい星空を守ろうと全国に先駆け約30年前に「光害防止条例」を制定した岡山県の旧美星町(現・井原市美星町)で、星空の観察会が好評だ。住民らは便利な照明の光と、輝く星空を共存させる取り組みを長年続け、県内外から人が訪れる。

 「あれがオリオン座。ふたご座も見えたよ!」。11月の新月の日、日没後の空を覆った雲が去って天の川などが姿を現すと、同市の美星天文台を訪れた人々が声を弾ませた。ボランティアを務める河合裕子さん(63)は「星をもっと身近に感じてもらうことがこの町の役割です」とほほ笑む。

 井原市との合併前の平成元年に制定された「美しい星空を守る光害防止条例」は、屋外照明の光を空に向けないよう規定し、事業所にはできるだけ屋外に光を漏らさないよう配慮を求めた。

 町内には、光の拡散を防ぐ傘がかぶせられた街灯も。綾仁一哉天文台長(58)は「生活に必要な照明を保って不必要な方向への光を減らすことで、星の輝く空を維持してきた」と語る。

 今月14日に開かれたふたご座流星群の観察会には、県内外から約100人が参加。曇り空で流れ星は見られなかったが、広島県福山市の桑田唯羽さん(9)は「今回は残念だけど、またここで星を見たい」と笑顔で話した。