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サッカー回顧 J1昇格で明暗 長崎は初、福岡復帰ならず

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サッカー回顧 J1昇格で明暗 長崎は初、福岡復帰ならず

J1初昇格を決めて胴上げされる長崎の高木琢也監督=トランスコスモススタジアム長崎 J1初昇格を決めて胴上げされる長崎の高木琢也監督=トランスコスモススタジアム長崎

 九州に本拠地を置くJリーグの8クラブはこの1年間をどう戦ったのか。それぞれを振り返った。

 J2の長崎は初のJ1昇格を決めた。元日本代表FWの高木琢也監督の指導が実り、2位で自動昇格を手にした。

 シーズン前半は経営問題で揺れたが、通信販売大手のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が5月に子会社化し、創業者の高田明氏が社長に就任した。後半戦は13戦、負けなしのクラブ記録を樹立し、激動のシーズンを締めくくった。

 J1の鳥栖は就任2年目のマッシモ・フィッカデンティ監督のもと、堅守速攻のスタイルが浸透した。

 6月に主力のMF、鎌田大地がドイツ1部リーグのアイントラハト・フランクフルトへ移籍し、戦力低下が懸念されたが、MFの原川力やFWのビクトル・イバルボら新戦力が活躍した。ルーキーでU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)にも出場した18歳のFW、田川亨介の成長も著しく、昨季を上回る8位で終えた。

 昨季J1からJ2に降格し、1年での復帰を目指した福岡は、前半戦を首位で折り返しながら後半戦は8勝7分け6敗と失速した。

 4位で臨んだ昇格プレーオフは決勝で3位の名古屋に引き分けて届かなかった。ドリブル突破が魅力のMF、山瀬功治やFWの仲川輝人の加入で攻撃の幅は広がったが、決定力に課題が残った。

 J2の大分は、FWの後藤優介が17得点と活躍して9位だった。熊本は成績不振で6月に当時社長だった池谷友良氏が監督に就任したが、好転せず21位。

 J3でJ2ライセンスを持たない秋田が優勝したために降格は免れたが、池谷監督は辞任した。

 J3では鹿児島と琉球が念願のJ2ライセンスを取得した。三浦泰年新監督を迎えた鹿児島は、FWの藤本憲明がリーグトップの24得点と活躍し4位、琉球も6位と健闘した。北九州は新スタジアムで開幕戦を迎え1年でのJ2復帰を目指したが、9位と振るわなかった。