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卓球楽しむ思い感じて 滋賀の中学で車いす選手が一日コーチ

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卓球楽しむ思い感じて 滋賀の中学で車いす選手が一日コーチ

 草津市追分の市立高穂中学校で23日、車いす卓球選手の岩隈美穂さん(48)=京都市中京区=が女子卓球部の練習の一日コーチを務め、部員と打ち合うなどして技術指導した。

 スポーツを愛する心を部員たちに学ばせようと、部の外部コーチの高橋弘貴さん(47)が企画。外部で指導する車いす卓球チームのメンバーの岩隈さんに声をかけて実現した。

 岩隈さんは千葉県出身。高校生の頃から下半身に障害があり、車椅子生活を送っている。現在は京都大大学院医学研究科の准教授を務め、医療現場でのコミュニケーションなどを研究。卓球は大学院生時代に始め、現在は複数の社会人卓球クラブに所属し、健常者の選手と練習している。

 高穂中でのこの日の練習で岩隈さんは、主に試合形式の練習を通じて部員約25人を指導。実際に打ち合いながら打ち方などの技術的なアドバイスを送った。

 部長の田村愛倫さん(14)=2年=は「左右を攻めても上半身をうまく使って正確に返された。ハンディキャップを感じなかった」と話した。顧問の中田利恵教諭(25)は「ハンディを持ちながら懸命にプレーする姿から、卓球を楽しむ思いを感じてもらえたのでは」と語った。