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新区界トンネルが貫通 岩手県内で最長 32年開通へ公開

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新区界トンネルが貫通 岩手県内で最長 32年開通へ公開

 盛岡市と宮古市境にある区界峠で平成26年から掘削が進められてきた国道106号の仮称・新区界トンネル(4998メートル)が貫通し、現場が22日、報道陣に公開された。

 区界峠は急勾配に23の急カーブが連続する国道106号の最難所。同トンネルはこれを解消するため計画された区界道路(8キロ)の主要部。道路用トンネルとしては県内最長となる。直線に近い高低差200メートルのトンネルで、総工費は約250億円に上る。

 掘削作業は通常、トンネルの両端から進められる。同トンネルは本坑に先行して掘削する避難坑から本坑に作業坑を掘り、本坑の掘削現場を2倍の4カ所に増やす国内でも珍しい工法を採用、予定より11カ月早い11月下旬に貫通した。

 32年度中の開通に向けてコンクリートの敷設作業が進められている。仮称・梁川トンネル(1576メートル)を含めた区界道路が完成すれば、現行の12・8キロが4・8キロも短縮され、所要時間も現行の15分から半分以下の6分になる。

 国道106号は復興支援道路の宮古盛岡横断道路に位置付けられ、県に代わって工事を担当する国土交通省盛岡河川国道事務所の十枝内美範副所長は「震災復興を支援するため一日も早い貫通を目指して工事を進めてきた。今後も着実に工事を進めたい」と話した。貫通式典は年明けの1月11日の予定。